2005年からはじめました

自分はパソコンのことに関しては、疎い、と断言できる。
なにせ自分用のパソコンを買ったのが2005年。
それまでも仕事などで使ったことはあったが個人的に使うということはなかった。って当たり前である。持ってなかったんだから。
それまでずっと持っていなくて、ウインドウズ95が登場しても買わなかった。自分にはいらない無償の長物と勝手に思っていた。
ところがインターネットの爆発的な普及によって興味が湧いてきた。
ちょうとそのころ立花隆が『インターネット探検』(1996)、『インターネットはグローバル・ブレイン』(1997)という著書を発表している。
2005年といえばWEB2.0などという概念が提唱されたころか。
WEB2.0と言われても自分はいまひとつというか本当のところ意味をしらない。
しかし、ちょうどその頃、どうしてもパソコンが欲しくなったことから考えると大体のこと意味はイメージとしてつかめる。
WEB2.0以前、当然自分はパソコンを持っていなかったので、インターネットを利用するのはパソコンを持っている友人のところかネットカフェ(当時はほとんど漫画喫茶という呼び方だったなあ)だけであった。
その頃のインターネットの楽しみ方はいろいろなサイト、企業や興味のあるなにかのサイト、ホームページをあちこち見て回る”ネットサーフィン”がほとんどだったと思う。
それと検索エンジンによる調べ物。
つまり何か知りたいことを調べる、欲しい情報を求めてWEBの海を漂う。そんな風にして情報を得るために使っていた。
その後、2ちゃんねるを代表とする掲示板のサイトなどの利用者が増え、続いて日本にSNSが現れた。元祖的なものでありいまだ日本の代表的なSNSmixiの登場である。
自分は2ちゃんねるはたまに閲覧する程度で頻繁に利用はしなかったがmixiはすぐにのめり込んだ。そう、ちょうどパソコンを買った頃だと思う。
それまでインターネットは自分の向こうにあり、そこから情報を得ていたのに、いつの間にか自分もインターネット、WEBの中に入って、自分発で情報を送ることができた。これがとにかく面白かった。またWEBの世界の中で自分と他人がそれぞれ発信する情報を共有できる、ということがバーチャルではなく、インターネットをインフラとして現実がつながっているということを実感した。
そしてもう一歩大きく進化したのがブログの登場であると思う。
それまで企業や個人の情報提供の場として存在していたWEBサイトではなく、ブログは誰もが作成できるツールが開発されいよいよネット住人総記者とも言える状態になった。
ブログの登場と同時にRSSトラックバックという機能が使われ始め、引用やリンクなどを自動で行えるようになった。
もうこの頃にはネットサーフィンなどというものは過去のものになり、ユーザーは配信される情報を受け取り、またときに配信者となった。同時に掲示板やSNSで情報の共有、意識の交流を日常的に行うようになっていった。

ここまでずらっと書いたが、2005年に初めて自分用のパソコンを買って、本格的にインターネットを活用し始めたというのはタイミングとしてはローラーコースターに乗っているような感じであった。
特にこの数年で”ソーシャルネットワーキング”という概念が浸透してきたと思う。
はてななんてその最たるものだ。
ソーシャルブックマークはまさに情報の共有のための最良のツールである。

さて、いよいよツイッターの登場である。
ミニブログとも呼ばれるがソーシャルメディアの一面もある。
自分もツイッターのユーザーでさまざまな用途に役立っているがまだまだ可能性があり進化するものが出てきたと認識している。

2005年にインターネットデビュー(笑)を果たした自分は、真っ白な状態から近年のWEBの進化を体現したネット住人であると自負している。

なんて言っていると近頃クラウドコンピューティングなるものが登場してきた。
まったく忙しくてしょうがない。